【個人用メモ】最近見たもの
映画 2
「リトル・フォレスト」
主演の橋本愛さんが、撮影当時、高校生とのことで度肝を抜かれました。映像がすごくきれいで、映る景色や食べ物や、どれも美しく、見終わるのがもったいないと感じる映画でした。橋本愛さん、女優としてすごく好きだなということにも気付きました。おすすめです。
才能に対する捉え方が自分とは違うなと感じた。作中で太宰が、全部壊す、といって小説を書くのだけれど、宮崎駿や高畑功を見てれば分かる通り、壊すと言って壊している部分と言うのは実は少なくて、ただ一生懸命にやっていると、壊れているというのが正確な言い方ではないかな。
「HELLO WORLD」
野崎まどさんの小説をブックオフで買って、そのままにしているうちに配信が来てしまった。何重もの入れ子構造になっている世界の発想が面白かった。というのも、情報量が無限という一点で、現実世界の中の仮想世界の中に、もう一つ現実とそん色ない無限の情報量を持つ世界を爆誕させた辺りが、ぶっ飛んでるなと思った。
「ザ・スーサイド・スクワッド」
イタチがかわいい。ハーレイクインもかわいい。サメもかわいい。ネズミ使いもかわいい。主役の人もかわいい(名前忘れた)。みんなかわいい。
「残穢 住んではいけない部屋」
「来る」からホラー三昧してみた。事故物件は微妙だったけど、その他二つは面白かったので満足。当分はホラーはいいかな。橋本愛さんが出てる。
「事故物件 恐い間取り」
面白くなかったので、半分くらいスマホをいじっていた。一緒に見ていた母は面白そうに見ていた。ラストの火遁、線香花火の術は正直、ないと思う。
「来る」
ツイッターで話題になっていたので。柴田理恵とか、神道・仏教・化学班などなどごちゃまぜ霊能バトルは迫力があって、面白かった。序盤の人間ドラマにも力が入っていて、大満足。
「ようこそ映画音響の世界へ」
もうちょっと、技術的な話をしてくれるのかと思っていた。映画監督と音響監督の二人三脚みたいな話。
「平家物語」
壇ノ浦の戦いの場面は泣いてしまった。死ぬべき時に使命を持って、死を選べず取り残される人、というのが自分の癖なんだな、と思った。
「その着せ替え人形は恋をする」
五条くんがイケメンすぎて、マジ無理。
毒親てきな話。昔の我が家を思い出して、割とつらかった。リロ&スティッチの序盤の方にもこういうテイストがまぎれてるよね。もはや遠い、ゼロ年代の香り。
「アダム&アダム」
個人的にはもっと突っ込んだ話にしてほしいと思ったけれど、ファミリー向けとして素晴らしい出来。
読書 1
「プレーンソング」保坂和志
noteの方でちらっと感想書いたけど、最後の湘南の海に行って、犬の散歩をしている人の話を聞く場面、あれが書けたら、もう充分だよなと言う感覚に満ちていて、すごい良かった。
「白い病」カレル・チャペック
カレルチャペックは世界を滅亡させるのが好きなのかな。RURでも、人類滅亡まで行き着いていたはずだし。人の善意を信じていないのは、20世紀の知識人の性なのか。
冒頭の抗争の描写が盛り上がって、本当に好き。あとは正義さんと禁煙さんの関係が、萌えどす。
「ぼくは愛を証明しようと思う」藤沢数希