感想日記 夜明けの青

主に小説・アニメ・マンガの感想、日記、雑感 誰かの役には立ちません @madderred100

【個人用メモ】最近見たもの

映画 -44

最後の追跡

 アメリカの因習に関する物語で、負の連鎖を断ち切るには、というテーマがあるような気がして、ちょっと気にしている。主に貧困と復讐について、根強い何か、アメリカ特有のものがあるのだろうか。スリービルボードは復讐の連鎖で、こちらは貧困について。

 保安官の相棒のインディアンが、すごく良かった。

「ボーダーライン」

 麻薬戦争を描いた作品。秀作という感触がすごくする。面白いのだけれど、背景を理解できていないせいで、充分に堪能できていないのだと思う。

 冒頭の、掘立小屋が爆発するシーンなど、めちゃくちゃワクワクする。

 

じゃりン子チエ 劇場版」

 なんてことない日常を描いて、どうして、ここまで面白くなるのだろう。絵コンテの問題か? 高畑勲展を見に行ったので、その復習。

「ポッピンQ」

 映画の中のあらゆることがお約束を守るために駆動している感じのする、ちょっと興味深い映画。全体的には、今一つ足りないものが多い作品。見せ場もちゃんと作って、セオリー通りだけど、一歩遠い。そういう所が面白い。

 

「アダムスファミリー1・2」

 奇妙な価値観を持った一家の話。今の時点から見て、ポリコレ的な価値観に当てはめても、充分、通用するんじゃないかな? アダムズ家の価値観は確かに、奇妙だけれど、それぞれの人物、特に大人組が素直で、見ていて、嫌な気分にならない。

 

タロットカード殺人事件

 ウディアレン監督作品。本人も主演。ミッドナイトインパリが好きで、マジックインザムーンライト、教授のおかしな妄想殺人、と時代を遡って見ているけれど、やはりあの作品は特別だったんだな、という思いを強くする。恋愛に絡めた悲喜こもごも、という点ではたっぷり面白いのだけど、乗り切れない時があり、不思議な感じ。

 

「なんだかおかしな物語」

 ハングオーバーのアレンの俳優さんが出ていると、ついコメディを期待して、見てしまう。物語としてはオーソドックスなライナスの毛布型。パイレーツオブロックと比較してみるのがいいかもしれない。大人の姿を見て、子どもは大人になりたいと思うものなのだろうな。

 

「ファンタスティックビースト 黒い魔法使いの誕生」

 いくら続き物と言っても、この終わり方じゃ納得しないだろうよ!

 次の公開も2021年ということで、劇場で見た人は、あれを見せられて、その上、三年待たされるのか、と思うと、同情を禁じ得ない。一作が良かっただけに、機体が高かったのもあると思う。


新書 24
評論 39

「実験国家 アメリカの履歴書」

アメリカ建国から、二千年代までのアメリカを概観する評論。大学の一般教養の講義のために作られた本らしい。アメリカ南部系の物語を見るのに、読んでおきたかった。


小説 23

アニメ 17

ログ・ホライズン

シーズン2、見終わった。面白くて、止まらなくなるので、かえって見るのを躊躇してしまうという、矛盾。未来少年コナンでも同じ状況に陥った。反省しなければ。毎日ノルマを作ればいいのか?

 

「ULTLAMAN」

神山、荒巻監督の、CGアニメ、ウルトラマン。以前にも少し書いたけれど、リヴィジョンズといい、突然授かった力をモチベーションに、ヒーローになるという作劇は、現代ではリアリティがないと思う。神山監督に至っては、東のエデンでその結論に到達していて、その上で、劇場版の結末なのだから、その脚本を回避してもいいと思うのだけれど……。

記事を書こうか、思案中です。多分、書かない。